年明けから止まらない男女関係の“暴露祭り”。狩野英孝(34才)との交際を宣言したモデルの加藤紗里(25才)や、宮崎謙介元衆議院議員(35才)の浮気相手の元タレントが、同氏から「私のど真ん中はソナタ」とLINEで書かれたなどを、テレビに出演してぶっちゃけた。昨年は、雑誌対談で7年間の不倫経験をぶっちゃけた歌手の一青窈(39才)など、見渡せば身近にもそんなぶっちゃけ女はたくさん。
都内在住の30才会社員A子さんは友人の結婚披露宴で急きょ、代役スピーチを頼まれた。仲良しグループ4人で準備なしの祝言を述べる際、ひとりがこんな爆弾発言をした。
「このたびはおめでとうございます。まさか私の元カレと結婚するとは思わなかった」
新婦にも内緒の“秘話披露”に静まり返る会場。顔面蒼白になった新郎にかまわず、友人は「彼女と私は昔から好みが同じでして…」と続けた。
思いもよらない修羅場をA子さんが振り返る。
「友人は“今後はカレが好きな豚肉のみそ漬けを毎日作ってあげてね”と祝言を締めました。それから仲良しグループで西野カナの友情ソングを歌ったけど会場はドッチラケ。後に“何であんなこと言うの”と聞いたら、彼女は、“何かエピソードがいると思った。過去のことだからいいかなって”とアッケラカンとしてました」
千葉県在住の20代会社員B美さんは、会社の同僚がSNSに投稿した、《カレの娘さんへのお土産は私とおソロ》という書き込みに目が点になった。そこには、浴衣姿の男性のバックショットとお土産の手ぬぐいの写真メールが掲載されていた。
「後ろ姿の“カレ”は間違いなく会社の取引先の社長でした。見る人が見れば、“あの社長と不倫してるんだ”とわかる内容です」
すぐにB美さんは、「あれ〇〇社長でしょ。あんなの投稿していいの?」と彼女にLINEを送った。
「すると“別に一緒に温泉行っただけだし、問題なくない?”と返ってきた。相手には奥さんや子供もいるのに、なぜSNSで公表するのか理解できません」(B美さん)
逆に、秘密の話を暴露されたのは、都内在住の30代会社員C男さん。交際中の彼女の親友D子さんの身の上相談にのるうちに親しくなり、個別に会うようになったという。
「2人だけでD子と会うことは彼女に伝えませんでした。酔いが回りいい気持ちになり、D子に“お前カワイイな”と言うと“ヤダ、好きになっちゃう?”と嬉しそうに返したので、“まあな”と返事した。冗談のつもりでやり取りを楽しんでたんです」(C男さん)
しかし翌日、C男さんは突然、彼女からこう告げられた。
「あなた、飲みながらD子を口説いたそうね。彼女が嬉しそうに私にチクったわ!」
C男さんがD子に苦言を呈すと、彼女は「正義感です」とキッパリ。
「“親友の彼氏からあんなふうに言われて黙っていられないから、正義感で伝えた”とのこと。“彼女とは別れないでください”と言うけど、後の祭りでした」(C男さん)
誰も望まない暴露に突っ走る――その魂胆はいったいなんなのか? 精神科医の片田珠美さんが分析する。
「暴露したがる女性は自己顕示欲が強く、とにかく他人の注目を集めたい。とくに恋愛問題では、“いかに自分が女性として魅力的か”を誇示したくて、不倫や秘密を自らバラしてしまう。わざわざSNSで拡散するのも多くの注目を集めるためです。自分の売名や相手への復讐が目的になるケースもあります」
自己顕示欲が強く、注目を集めないと気が済まないタイプを、精神医学では「演技性人格障害」と呼ぶ。これは先天的な場合もあるし、生育環境が影響するケースもあるという。
「たとえば兄弟や姉妹が美形や優秀だとコンプレックスを抱き、“自分もかわいがられたい”という思いから自己アピールが強くなる。こうした人は恥の意識が薄く、暴露によって関係者や自分がいかに悪影響を被るかということに思いが至りません」(片田さん)
ゾッとする思考回路だが、世の男性はなぜ、こうまで「ぶっちゃけ女」にハマるのか。
「演技性人格障害タイプの女性は胸を強調する服を着たり、男性に巧みにボディータッチしたりして誘惑的なので男性はコロッとまいります。宮崎元議員のお相手も、テレビで大げさに泣いているように見えました。こうした女性に男性は弱い。結局、宮崎元議員が謝罪会見で“人間としての欲が勝った”と言ったことに尽きるんですよ」(同前)
※女性セブン2016年3月17日号
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